イベント情報

文新協が主催するイベントをご紹介します。ぜひご参加ください。

文化財保存新潟県協議会・第23回大会
   「文化財からみる地域の魅力」

 今年度の文化財保存新潟県協議会総・大会を以下のように開催いたします。総会は文化財保存新潟県協議会会員(新潟県内在住の文化財保存全国協議会会員)が年に一度集まり、本会の活動を振り返り、今後の指針を協議する重要な会です。また、大会は広く市民に参加を呼びかけ、遺跡と歴史を一緒に学ぼうという機会です。
 佐渡の世界遺産登録が期待される中、各地域でも所在する文化財の保存と活用を軸に地域の活性化へつなげようとする動きが活発になってきています。その代表例が日本遺産です。新潟県内には行政区域の枠を超えた広域にまたがる「火焔型土器と雪国文化」および「北前船」をテーマにした2つの日本遺産が認定されています。また、各自治体ではその地域の特性に応じた「文化財保存活用地域計画」が策定されるようになってきており、自治体ごとの文化財の保存と活用の取り組みが注目されます。今回は日本遺産の火焔型土器と、文化財保存活用地域計画が策定されたばかりの新発田市を例に、文化財から見えてくる地域の魅力と今後の保存・活用の動きを探ってみます。会員でない方も、ふるってご参加ください。
 と き:2023年8月20日(日)
 ところ:新潟市歴史博物館(みなとぴあ)2階セミナー室(新潟市中央区柳島町2-10)
 日 程:総会 12:30~13:00
     大会 13:00 一般受付開始
        13:30開会~16:30(終了予定)
      講演:石原正敏さん(十日町市教育委員会文化財課)
         「火焔型土器の魅力と地域の活動」
      報告:鈴木 暁さん(新発田市教育委員会文化行政課)
         「新発田市の文化財の魅力とこれから」
     懇親会 17:00~(要予約。会費5000円程度。)
 ※どなたでも参加できます。資料代500円をいただきます。
  大会は事前申し込み不要ですが、会場の定員は60名で先着順とします。
 ※懇親会参加希望者は、メールまたはハガキで、
  氏名・住所・電話番号(当日連絡のつく携帯電話)・
  メールアドレス(メールで申込の場合)を明記して事務局までお申し込みください。
  申込締め切りは8月10日(木)とします。申込受付後、詳細をお知らせします。
   お申し込みメールアドレス:bun-sin-kyou(あっとまーく)js8.so-net.ne.jp
   (あっとまーく)を@(小文字のアットマーク)に直して、入力してください。
案内チラシはこちら



文化財保存新潟県協議会・第22回大会
 「甘粕 健 先生逝去から10年
      今、古墳研究と文化財保存を考える!」

 今年度の文化財保存新潟県協議会総・大会を以下のように開催いたします。総会は文化財保存新潟県協議会会員(新潟県内在住の文化財保存全国協議会会員)が年に一度集まり、本会の活動を振り返り、今後の指針を協議する重要な会です。また、大会は広く市民に参加を呼びかけ、遺跡と歴史を一緒に学ぼうという機会です。
 本会初代会長で新潟大学名誉教授の甘粕健先生が逝去されてから早くも10年が経過しました。先生は、若い時から古墳研究と文化財保存運動に精力的に取り組み、1970年に本会の母体である文化財保存全国協議会(文全協)が結成された時には事務局長に就任。以来、代表委員をつとめるなど、日本の文化財保存運動の最前線でリーダーシップをとってこられました。1977年に新潟大学に着任すると、それまで古墳文化の空白地帯だった越後平野の古墳探査と調査・研究を進め、多くの成果をあげます。同時に、1984年の中郷村(現、上越市)籠峰遺跡の保存運動を皮切りに、見附市耳取山遺跡群、新津市(現、新潟市)八幡山遺跡、和島村(現、長岡市)八幡林遺跡、上越市裏山遺跡など、多くの遺跡の保存運動に取り組みました。
 1996年、先生の呼びかけで新潟県内に住む文全協会員で組織されたのが、文化財保存新潟県協議会(文新協)です。以来、先生は、本会会長として陣頭指揮を執り、遺跡の保存運動だけでなく、広く市民を対象とした学習会を企画し続け、新潟の考古学ファンの裾野を広げることに尽力されました。こうした活動に加え、日本考古学協会の会長として旧石器遺跡ねつ造問題の調査・解明の陣頭指揮にあたられたこと、新潟市歴史博物館(みなとぴあ)初代館長として、市民に開かれた博物館を県都新潟市に根付かせたことなど、先生の功績は数知れません。
 先生のご逝去後、わたしたち文新協は柏崎市西岩野遺跡の保存運動に取り組み、大きな成果をあげました。また、近年では各地で新たな古墳が確認されるなど、古墳研究も日進月歩の勢いです。今こそ、先生が残した古墳研究と文化財保存運動の成果を振り返り、その現状と課題を考えます。ふるってご参加ください。
 と き:2022年11月27日(日)
 ところ:新潟市万代市民会館・6階多目的ホール(新潟市中央区東万代町9番1号)
 日 程:総会 12:30~13:00
     大会 13:00 一般受付開始
        13:30開会~16:00(終了予定)
       講演「文化財保存のこれまでとこれから-成果と課題-」
            坂井秀弥さん(新潟市歴史博物館館長・奈良大学名誉教授)
         「甘粕健先生没後10年の古墳(時代)研究-その過去・未来-」
            橋本博文さん(本会会長・新潟大学名誉教授)
※事前申し込み不要。どなたでも参加できます。
 資料代500円をいただきます。  ⇒案内チラシはこちら
 感染状況により中止や予定変更の場合があります。本会ホームページにてご案内します。
 感染対策のため、マスク着用や手洗い、手指消毒にご協力ください。
 発熱や風邪症状など体調不良の方は、入場をお断りいたします。